カードマジック 「Ace」の種明かしをします。
■カードマジック 「Ace」動画
※動画は削除しました
■種明かしとやり方
このマジックも、2枚のカードを重ねることで客を欺くトリックが使われています。
TIME 0:16
このとき、テーブルに置いたカードはエース4枚のみです。
ランダムに選んだダイヤの8も仕込みでも何でもありません。
特に、怪しいところはありません。
TIME 0:37
ここでトリックが使われています。
ダイヤの8をカードの真ん中あたりに戻してからシャッフルすることで、
ダイヤの8がどこへいったのかをわからないように見せていますが、
実は、このシャッフルでダイヤの8を一番上に持ってきています。
TIME 0:44
このとき、一番上にあるカードはダイヤの8です。
TIME 0:51
さりげなく、4枚のエースの一番上を、最初にランダムに選んだカード(ダイヤの8)と同じマークにします。
TIME 0:53
なぜかエース4枚の順番を入れ替えています。
実はこのとき、カード束にあった上の2枚(そのうち1枚はダイヤの8)も右手に持っています。
ダイヤの8をクローバーのエースの後ろに、もう一枚のカード(もともとカード束のダイヤの8の下にあったカード)をスペードのエースの後ろに、裏返しで隠しています。
TIME 0:59
このときに、上から4枚のカード(クローバーのエース、裏返しのダイヤの8、ハートのエース、スペードのエース)をとります。
残されたカード束の一番上はもともとカード束のダイヤの8の下にあったカード、2枚目は表向きのダイヤのエースです。
そして、不自然にカード束の上下半分をいれかれていますよね。
この操作によって、表向きのダイヤのエースがカード束の真ん中らへんにまぎれこみました。
TIME 1:04
4枚のカードをシャッフルしますが、ダイヤの8だけ逆を向いているので、他のカードに重ねることで隠しています。
その証拠として、TIME1:06では、カードが3枚しかないように見えますよね?
これで種明かしは終わりです。
このカードマジックのタネを見破るポイントは3つ!!
☆その1
「選んだカードがどこにいったかわからないようにシャッフルします。」という言葉にだまされないこと。
シャッフルは、マジシャンの都合のいい場所へカードを移動させるためのもとだと思ってください。
☆その2
TIME1:00でカード束の上下半分を入れ替えている場面で、不自然さを感じとること。
プロのマジックに無駄な動作はいっさいありません。
☆その3
次のことを頭にいれておくこと。
「カードは瞬間移動しない。超能力のように、入れ替わったりはしない。
必ずどこかで、すり替えが行われている。」
このカードマジックは、トリックカードは使わずに、テクニックだけで魅せています。
しかし、だからこそ、素人には敷居の高いカードマジックかもしれません。
練習あるのみ!!